@buttonshuki

白─白ビジュー七花弁七晶

白いヒールで歩くたび、彼女は孤高を纏う。才色兼備と呼ばれた過去よりも、“強く在る”今を選んだ。白のボタンが映す、静かで誇り高い女性の物語。

黒─黒凹凸銀端三

朝の工場で動き続ける手。誰の目にも映らない場所で、黒いボタンのように支え続ける人がいる。黙々と働く背中に、確かな誇りが宿る物語。
金属

金─金紋章大斜め縁

風が抜ける廃城に、今も立ち尽くす金の騎士。忘れられた王に誓った忠誠を胸に、時を止めたままの魂の物語。輝きは褪せても、誇りだけが残る。

紫─紫金円金ワッフル銀ラメ

夜空に散る光を掌に掬うように、少年の日の記憶は胸の奥で瞬いている。紫のボタンが映すのは、あの頃と今を繋ぐ、小さな星の物語。

緑─抹茶ヒビ真珠盤金針

細いヒビが刻まれた腕時計に、過ぎた日々の記憶が宿る。抹茶色のボタンのように渋く、静かに時を刻む父の物語。小さな傷にこそ、やさしい時間が映ります。

茶─黒茶豆蔓草金模様

冬の朝、灰色の街を見下ろす給湯室で、異国の香りが湯気に混じる。深い褐色の瞳と、金属のような艶を持つボタンが、静かにぬくもりを灯す物語です。

青─群青ニュアンス柄銀太極図

雨上がりの街で灯る青い光。彼女の静かな横顔と群青のボタンが重なり、ネオンの夜に滲む淡い恋心を描いた物語です。

赤─金桜赤四菱

放課後の校舎に差し込む光の中で、生徒会長のまっすぐな想いを描いた物語。金の桜と赤い四菱が輝くボタンが、眩しい青春の記憶を映します。